水墨画家の長谷川等伯について

長谷川等伯は、1539年に能登の国(現在の石川県)に生まれています。

織田信長が天下を取った安土桃山時代から、徳川時代の初めに活躍した絵描きです。

最初は能登周辺で肖像画などを描いていましたが、京都に上り絵の修行をしました。この時代はまだ無名で、苦労しました。

その後、狩野派の絵も勉強し、豊臣秀吉や千利休らと親交を持ち、豊臣秀吉が造営した聚楽第の襖絵を狩野永徳とともに手がけています。

金や鮮やかな色を使った障壁画、墨だけで花や鳥を描いた水墨画を得意として描いています。

代表作は『松林図屏風』(東京国立博物館蔵)は日本水墨画の最高傑作として名高く、国宝に指定されています。

当時は狩野派の全盛時代で、狩野永徳らが活躍していましたが、その中で、東伯は大名家やお城、お寺の襖絵などを描き高い評価を得て、狩野派と肩を並べる勢いでした。

現在約80点ばかりが残っていますが、『松林図屏風』などほとんどが国宝に指定されています。

現代でも、もっとも人気のある絵師の一人と言えます。

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